消化器内科の看護師として働くことにはやりがいがありますが、大変なこともたくさんあるのが実態です。消化器内科の看護師が直面する問題は業務負担が多い、ケアが怖い、においが気になるといったものが挙げられます。
消化器内科の看護師は人工肛門のケアや経鼻栄養チューブの挿入と抜去、検査値データの読み取りなど多くの業務をこなさなくてはなりません。勤務時間には限りがあるので、効率良く業務を行う必要があります。患者と深く関わりたいと思っても、業務に追われてなかなか関わることもできません。業務負担が大きいと感じたときは、先輩や上司に相談してみましょう。
新人のうちは、患者の吐血や下血に驚くこともあります。大量出血に、患者の容態が悪化しないか不安になることもあるでしょう。そこで不安になったときは先輩の対応を見たり、相談したりすることで解消につながるかもしれません。
消化器内科の看護師として働いていると、ドレーンの排液のにおいに慣れてきます。においが気にならなくなるのも、消化器内科で働いている看護師にありがちです。大切な人と会う前などに気になる人は、院内にシャワー室を備えているところもあるのでシャワーを浴びておくと良いでしょう。
消化器内科を受診する患者は、慢性疾患を患っていることが多々あります。患者との信頼関係を築くには、上手に不安や心配事を聞き出すことが不可欠です。少しでも安心してもらうために、患者とのコミュニケーションを工夫しましょう。